ワンルームにお住いの方や一人暮らしのお部屋はお一人で暮らすのに十分なスペースがあるわけではありません。
お部屋の形がいびつであったり変なところに柱が梁があったり、室内に洗濯機置き場がなかったりなど自分が思い描いた理想のお部屋のレイアウトを実現できずに、おしゃれな家具を購入することをためらったりベランダに洗濯機を置いて風雨に晒されたり憧れのベッドライフを諦めて泣く泣く畳にお布団を敷いてお部屋のスペースを確保したりなど狭いお部屋でスペースを確保するのに様々な苦労をしていることだと思います。
実際理想的なお部屋の空間に恵まれることのほうが日本の住環境では稀なことです。
どのようなお部屋にお住いになっていても一人暮らしをしている方が一番困っていることはお部屋の収納スペースの問題。
お部屋にクローゼットや押し入れなどの収納機能が全く付いていなかったりすると衣類やお布団、本や雑誌などの収納場所を捻出するのも一苦労です。そしてさらに追い打ちをかけるように狭いお部屋で一番スペースを大きく占めるアイテムがベッドです。
ベッドはシングルでも幅約100センチ、長さがヘッドボードまで含めると約220センチほどのスペースをお部屋に確保しなければなりません。ただ、ベッドにも様々なタイプがあります。
ベッド下のスペースを有効に活用することができるロフトベッドやベッド下に収納スペースがある収納付きベッドなどはベッドのスペース自体がお部屋のデッドスペースになることがありませんから狭いお部屋で収納スペースを確保するのが難しい方にはおすすめのベッドになります。
では実際のところ狭いお部屋で使うならベッドはロフトベッドがいいのか?収納付きベッドがいいのか?それぞれのベッドのメリット、デメリットを考えてみたいと思います。
狭いお部屋を有効活用!!高さが調整できるロフトベッド
ロフトベッドのメリット
ロフトベッドはベッドの位置が一般的なベッドに比べて高い位置に設定されていますからベッド下には幅約100センチ、長さ約200センチのスペースを確保することができます。
また、ベッド位置の高さをハイタイプ、ミドルタイプ、ロータイプ、高さを調整できるタイプの4種類から選べますのでベッドの高さの分、空間を有効に活用することができるのが大きなメリットになります。
ベッド下のスペースは収納する物を選ばずにアレンジ次第ではかなりの量の荷物を収納することができます。ベッド下にオープンシェルフなどの汎用性の高い収納家具をレイアウトすればお部屋に溢れがちな荷物をまとめられますし、見た目もすっきりとして大変おすすめです。
その上オープンシェルフは棚板の位置を収納する物によって変えたり増やしたりすることもできますので荷物の形やサイズに関係なくお使いになることができます。ロフトベッドはベッド下が高いですからこのオープンシェルフを大いに活用することで荷物の大小や種類を問わずに収納することができるのが最大のメリットになります。
ロフトベッドのデメリット
ロフトベッドはベッド位置が高めに設定されていますのでベッド下は荷物の種類を選ばずに収納することができますが問題なのはベッドの高さです。
一般的に一番収納スペースを確保できるハイタイプのベッドの高さはおおよそ170センチ~180センチとかなり高め。ワンルームや狭いお部屋では背の高い家具は圧迫感を感じやすいものです。
ロフトベッドもやはりこの圧迫感が問題ですがレイアウト次第では圧迫感を抑えることができます。
例えばロフトベッドを壁際に寄せてセッティングするとかロフトベッド以外の家具類を背丈の低いもので統一するとかベッド下の収納スペースに荷物を詰め込み過ぎないとかベッドの前面にカーテンが付いているタイプを選ぶとかお部屋の大きさに合った高さのロフトベッドを選ぶとか・・・。
実際にはロフトベッド自体は作りに抜け感がありますので圧迫感はそれほどありません。
【Krona】クルーナ 収納付きベッド
収納付きベッドのメリット
収納付きベッドと一口に言っても様々なタイプのものがあります。
ベッド下に引き出しが付いているタイプ、ベッド下がガス圧式跳ね上げ仕様になっているタイプ、引き出しの大きさが違うタイプ、引き出しと長物収納などの大きな容量のあるタイプなどお部屋の大きさや荷物の量、収納する物によっても収納スペースが異なるため様々な種類の収納付きベッドがあります。
一般的なベッドはベッド自体がデッドスペースになる為にお部屋のスペースを圧迫してしまいますが収納付きベッドはベッドの幅と長さをそのまま収納スペースとして活用することができますので収納家具などの買い足しが不要なほど充実した収納機能を持っているのが特徴的です。
引き出しが付いているタイプはこまごまとした荷物を収納するのに大変重宝します。
ガス圧式跳ね上げ仕様の収納ベッドは引き出しが付いていないので収納する荷物の大きさを選びません。
収納場所に困るラグや長物、お布団や季節家電など大き目の荷物を収納するのに長けた収納ベッドになります。
収納付きベッドのデメリット
収納付きベッドはベッド下が収納スペースになっているためベッドの高さは一般的なベッドに比べて高めの傾向にあります。ベッド下の収納スペースの容量やマットレスの厚さにもよりますが床面はおおよそ50センチ~70センチほどの高さになります。
ロフトベッドと違ってベッド周りにサイドボードがありませんから寝相の悪い方は注意が必要になります。
また、ベッド下の収納スペースは気密性が高い上にマットレスやお布団の湿気がありますので収納した荷物の保管には湿気対策が必要になります。
マットレスやお布団の下に除湿シートを敷いたり引き出しタイプならばこまめに空気の入れ替えなどの換気をする必要性も生じます。
ロフトベッドにしろ収納付きベッドにしろそれぞれのベッドにメリット、デメリットはありますがベッド下をうまく活用することでお部屋のスペースを節約し自由に使えるプライベートな空間を確保することに大きなメリットがあります。
お部屋が物に溢れて散らかった状態ではリラックスなんてできません。
折角高い家賃を払って借りているお部屋ですから物に主導権を握られず物を上手に収納してお部屋でゆったりと寛げる空間を確保してください。
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